物事を敏感に感じる「HSP」の方へ、この本を読んでみてください。
ちょうど今、この本を読み終えました。
泣きそうです。
どんな感情か、自分でもわからない。
でも、思ったことをありのまま書きたい。
そんな衝動のまま、感想を書いていきます。
0.「HSP」とは?
実は以前にもHSPについての記事を書いています。
だいぶ最初の方で、書き方もまだ慣れていない頃なのでちょっと読みづらくて申し訳ないですが…
HSPの定義は以下の通りです。
産まれたときから幼少期に渡り説明のつかない体験を繰り返し、HSPではなく生まれた人より五感が鋭く、精密な中枢神経系を持ち、良い刺激にも、悪い刺激にも強く反応する感受性の強い人達
――Wikipedia『ハイリー・センシティブ・パーソン』より引用
具体例を出しましょう。
- 横で不機嫌な人がいると、自分が何かしてしまったんじゃないかと『明らかに違う』場合でも考えてしまう
- 救急車やパトカーなどの大きいサイレン音がとても不快に感じる
- 近くで怒られている人がいると、まるで自分が怒られているかのように感じる
- などなど…
このようなことに心あたりがある方、もしかしたらHSPかもしれません。
でも、このHSPはいわゆる精神的な病気ではなく、その人の気質、生まれ持った性質なのです。
1.本の内容
この本では「HSPの方は、普段は無意識に我慢を繰り返しており、精神的に疲れやすい」ということを実例とともに1章で紹介しています。
そして、
- 普通以上に受けた刺激を軽減する、回復するための方法
- 特に影響を受けやすい『人間関係』に着目した対処法
- 『疲れ』を減らし、のびのびと働く方法
- HSPの『長所』を活かすための方法
がそれぞれ1章ずつに分けて解説されています。
2.私は無理しすぎていたらしい
最初にも書きましたが、読み終わった時、なんなら読んでる途中で込み上げてくるものがありました。
上の方に載せた以前の記事にも書いたのですが、私も恐らくHSPです。
で、1章目を読んで当てはまる部分が非常に多く、やっぱそうなんだなー程度に思ってました。
ここまではそんな感じでした。まあそもそも「HSPとは」の説明部分なので当然と言えば当然ですね。
で、読み進めている間に1回、完全に手が止まりました。2章の終わりです。
ちょっと本からその部分を引用させていただきます。
もし「なんでこんなに疲れちゃうんだろう」「もっとがんばらないといけないのに!」と自分を鞭打つ声が聞こえてきたら、心をゆるめるサインです。
疲れた自分を責めるのではなく、「疲れている今の状態」に目を向けてください。
疲れたということは、自分に負荷をかけてがんばったということ。「ここまでよくがんばった、偉い!」と自分をねぎらって、充分に休ませてあげてくださいね。
――『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本』より引用
この箇所を読んだとき、まるで今の私の状態を見透かされているような感覚でした。
私は現在、うつ病で休職しています。
正直「こんなブログ書いてる間にも、他のみんなは頑張ってるのに…」とか、ずっと思ってました。
JavaScript講座を自分で勉強しながらやっているのも、最近色々な本を読んでいるのも、この思いのせいで「何かしなきゃいけない」という感覚があったからです。
でも、どうやら無理しすぎていたようです。
この本を読んで思いましたが、恐らく私がうつになったのも、仕事で無意識に『普通の人が溜め込まない』ストレスを溜め込んでしまったのが要因の一つでしょう。
それを治すために休んでいるのに、更に負荷をかけてしまっていました。
一応今のところは毎日、最低1記事は書いています。
でも、実際は半日以上寝込んでいたり、夜も眠りにつくまでに数時間単位で時間がかかったりと、回復しているとは言えない状態です。
もうちょっと、ゆっくりしてもいいんだ。
そんなことを思った瞬間、本当に泣きそうになりました。
まとめ
本当に筆者の方が伝えたいところは別かもしれません。
でも、私は上で引用した部分が一番刺さりました。
心当たりのある方は、「本当の自分」の声を少しでも聞いてあげてください。
私もこれからは、もうちょっとだけ「本当の自分」の声に、耳を傾けてみようと思います。
それでは。
今回紹介した本:
あとがき
喫茶店でいきなり泣き出したら変人に思われるかもとか思って必死に我慢してます、シノです。
いや、まさか本当にこんな状態になるとは思ってなかったんです。
これは家で読むべきだった…
さて…上では無理しすぎたとか書きましたが、JavaScript講座とか本読んだりとかそもそもこのブログ書いたりとかも、実際やりたいことでもあるのは事実です。
なので、継続はしていきますよ。
ただ、慣れてきて「いろいろやってみたい」という気持ちが強すぎて疲れてしまっていたみたいなので、そこらへんはちょっとスピードを落とそうかなと。
今後も、無理のない範囲で取り入れていきますので、お楽しみに。
あ、Twitterもやってます。よかったら覗いてみてください。
それでは、最後までご覧いただき、ありがとうございました。