シノのいろいろ

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第14回:カラオケ講座第5回「ビブラートを鍛える」

どうも、シノです。

 

先日、地元のカラオケ屋に行ったのですが、店内の点数ランキングがあったので参加してきました。月ごとの集計らしく、まだ参加者は私含め2人だったのですが、暫定1位取れました。公式Twitterで過去の点数見るとかなりハイレベルな方もいらっしゃるようだったので、もしかしたら抜かされるかも…(´・ω・`)

 

さて、ついにやってまいりましたカラオケ講座最終回!今回は、最後の関門、「ビブラート」です。

前回最後にも書きましたが、このビブラートは私も未だ練習中の段階です。一緒に練習して、高得点を目指していきましょう!

なお、このビブラートだけでも練習しておけば、かなり歌が上手く聞こえます。とりあえず上手く聞こえるようになりたいって思ったら、ビブラートだけ練習するのもアリかもしれないです(笑)

恒例となった前提記事の紹介です。まずはこちらからどうぞ。

kuga314159.hatenablog.com

 

今回の目次です。

 

 

目次からわかるかと思いますが、今回ちょっと前提事項を破ってます。純粋に、歌が上手くなるための方法をごく一部ですが紹介しています。一応ビブラートのための解説ですが、それ以外、歌全般に使える技術なので、是非読んでみてください。また、自分の知識で書いているので、間違った部分があるかもしれません。ここに書いた内容で私が伸びたことは事実ですが、一応ご自身でも色々調べてみることをオススメします。

 

 

0.前回の復習

前回は、「表現力」について解説しました。

kuga314159.hatenablog.com

まとめは以下の通りです。

  1. 抑揚は、6つの演奏区間それぞれでマイクを近づけたり遠ざけたりする。
  2. しゃくりは、「上り坂」のようなイメージで正しい音程に合わせる。
  3. こぶし、フォールはそこまで意識しすぎない。
    一切出ない場合のみ、ちょっと調べてみる。

ここで重要なのは、「抑揚」です。簡単にできる内容だと思うので、他の内容と併せて練習していきましょう。

あ、ライン録音する方向けに。当たり前ですが、抑揚でマイクを離すので、そのときの声がかなり小さくなります。自分で振り返るために聞くのであれば、空間録音の方がいいかもしれません。

 

 

1.ビブラートの判定

さて、まずはいつも通り、採点結果画面を見ていきましょう。赤枠がビブラートです。

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ここだけで、4項目書かれていますね。まずは左上のひし形。これはビブラートの上手さです。その下の数字二つ、これらは左から、ビブラートの合計秒数、合計回数です。最後に右のグラフとタイプ、これで自分がどんなビブラートをかけたのかがわかります。

一つずつ見ていきましょう。

 

合計秒数、合計回数

これらは、直接はビブラートの結果には影響しません。ただ、自分がどれだけビブラートをかけたか見れるものだと思っていいでしょう。

ただし、合計秒数が1秒未満の場合は別です。ビブラートをかけた秒数が1秒に満たないと、問答無用でビブラートの上手さが0/10になります。歌っているときに表示されているのはビブラートの回数なので、これが1以上になったからといって油断しないようにしましょう。

 

タイプ

ビブラートのタイプは色々あります。全部載せると長くなるので、詳細は公式サイトをご覧ください。

この中で、目指すはB-xC-xです。私はもともとA-x(ほとんどA-1)でしたが、それでは上手さが4/10止まりでした。B-xができるようになってきたら、6/10とか8/10とかも出るようになってきました。まだ狙ってはC-xを出せない状況です…

 で、xの数字も1よりは23の方がいいです。1だと細かいので綺麗なビブラートにすることが難しいですし、揺れ幅が小さすぎて、そもそもビブラートと判定されないこともあります。このとき、本編第3回で紹介した安定性・ロングトーンに響いてきます。ちなみに、第3回はこちらです。

ビブラートをかけるということは、声を震わせること。しっかりビブラートになればプラスになりますが、ビブラートにならないと声が震えているということで、安定性が減点されます。ビブラートをかけるからには、しっかりかけていきましょう。

 

 

2.ビブラートの種類

今回はここからが本番です。まず、ビブラートそのものについて書いていきます。

今更の解説になりますが、ビブラートとは、そもそも声を震わせることです。そして、綺麗なビブラートは「一定の音程を保ちつつ、一定の幅・周期で声を震わせる」ことが条件です。そのため、ビブラートタイプでいうと、ボックス型以外はそこまで上手さが伸びないことがわかりますね。

さらに、ビブラートの出し方には2種類あるのをご存じでしょうか。一つは、「喉で出す音程を上下させて、声を震わせる」ビブラート(喉ビブ)、もう一つは「横隔膜を上下させて、声を震わせる」ビブラート(腹ビブ)です。あ、括弧の文字は正式名称でもなんでもなく、この記事で使い分けたいだけで書きました。他の人とかには通じないので気を付けてください(笑)

で、この喉ビブと腹ビブのどちらが採点にいいかは、腹ビブだと思います。喉ビブの場合は、揺れが細かくなりやすく、いわゆる「ちりめんビブラート」になりやすいです。タイプで言えば「A-x」のビブラートです。それに、喉だけだと音程を意識して上下させるのも難しいと思います。

それに対し、腹ビブは調整がしやすいですし、安定感もあります。ただし、腹ビブの方が難しいというデメリットも…このあたり、どちらを取るかはお任せします。

ちなみに、腹ビブをやる場合、「腹式呼吸」や「腹から声を出す」といった事ができる方が伸びます。というか必須かもしれません。以前は書きませんでしたが、今回は色々調べたのでちょっと書いてみます。まずは「腹式呼吸」について。

 

腹式呼吸

普段している呼吸は、「胸式呼吸」というものです。これは、胸を使った呼吸で、肩が上下しています。つまり、首に近い肩の筋肉も使っているので、喉に多少なり影響があります。また、空気量もそんなに多くありません

それに対し、「腹式呼吸」とは、その名の通り腹を使った呼吸です。体の中、横隔膜を下に引き下げて行うもので、イメージは腹を膨らませて、空気を入れる感じです。こちらの方が喉への影響が少なく空気量も多いです。だから、歌う時は腹式呼吸の方がいいんですね。

腹式呼吸の練習法は、イメージの通り、腹を膨らませて息を吸い、腹をへこませて息を吐きだします。お腹に手を当ててやってみると、実際に膨らんでいるのがわかると思います。寝ているときはこの腹式呼吸になっているそうなので、寝転んで試してみるのも手です。最初はどんな体勢でもいいので、腹式呼吸の感覚を掴みましょう。そうしたら、次は座って背筋を伸ばした状態で、歌う時に立って歌う方はその体勢でもできるようにしていきます。

で、腹式呼吸は横隔膜を上下させるので、腹ビブにも使えます。そもそも横隔膜を動かす感覚を、まずは呼吸で体験してみる、ということですね。

 

腹から声を出す

では、「腹から声を出す」とはどういうことか。これは、腹式呼吸にも関連しています。腹から声を出すというのは、正確には腹から「空気を押し出して」声を出す、つまり腹式呼吸をしたまま声を出すことなんです。ただ、それだけではありません。重要なのは、「お腹以外の余分な力を抜く」こと。

おそらく、何も意識していないと歌う時には喉に力を入れてしまっていると思います。ですが、喉に力を入れてしまうと、折角腹から押し出した勢いが喉で止まってしまいます。なので、まずは腹式呼吸のまま、「はー」っと、息を出してみましょう。最初は声を出しません。このとき、お腹に力が入っていますか?おへそのすぐ下あたり(丹田)がちょっと固くなっていればOKです。このとき注意ですが、ここに意識して力を入れる必要はありません。入れる力は腹式呼吸のもので、丹田は勝手に力が入ります。逆に、喉等に力が入らないようにしてください。

これに慣れてきたら、声を出してみます。さっきとの違いが、声が出ているかどうかの違いだけになるようにしてください。この時のポイントは、声は息に乗せるだけ、というイメージです。これもできるようになったら、色々な声を出してみましょう。おそらく、普段の声と全然違うと思います。体が響いているような、または声が飛んでいくような感覚になれば大丈夫です。

最後に、これをいつでも出せるようにします。ここまで書いたことを繰り返し練習して、体に感覚を覚え込ませるだけです。折角ここまでやったのですから、歌にも取り入れていきましょう。

これができるようになると、声が非常に通るようになり、また大きな声も出るようになります。喉への負担も減るので長時間歌うことも可能ですし、普段の生活でももちろん使えます。紹介するのが遅くなり申し訳ないですが、是非練習してみてください。

これができると、横隔膜を上下させたときの揺れが綺麗に声の揺れとして発声することができます。

 

…すみません、ものすごい勢いで話がそれてしまいました。そろそろ本題のビブラートに戻りましょう。

 

 

3.ビブラートの練習法

ここまでで、そもそもビブラートには2種類あること、その腹ビブの方がオススメだということ、腹ビブをするために必要と思われる「腹式呼吸」と「腹から声を出す」ことについて解説してきました。

では、どうやってビブラートを出していくか見てみましょう。一個注意ですが、私はこれで結果的に腹ビブになりましたが、最初は多分喉ビブの練習法だと思います。

まず、声を「あ、あ、あ、あ、あ」といった感じで区切って出します。はっきり区切って大丈夫です。ただし、歌うつもりの声でやりましょう。もちろん、練習した方は腹から声を出してください。

次に、区切った間に小さい「あ」を入れます。文字にすると「あぁあぁあぁあぁあ」って感じですね。ここで大事なのは、焦らずゆっくりやること、そして感覚を覚えること。一つの「あ」を1秒で言うくらいで。「あぁあぁあぁあぁあ」なら9秒くらいです。ここで、小さい「あ」は、少し音も下げましょう。腹ビブの場合、お腹に入れる力を強弱させるイメージです。

それで、もうビブラート自体は完成です。あとはほんの少しずつスピードを速くして、実際の歌に取り入れるだけです。スピードを速くするときも、焦らず、ゆっくりです。無理に速くしようとすると、形が崩れます。余裕を持てるスピードで練習してください。

腹ビブの感覚を掴むのであれば、手で外側から物理的に横隔膜を上下させるのも手です。歌で声を伸ばすときに、みぞおちの辺りに手を押し込んで、手を上下させるだけです。私はこれで感覚を掴んでから上の練習をしました。ちなみに、これでビブラートをかけると見た目はアレですが声はかなり綺麗に揺れます(笑)

 

実際に歌に取り入れるだけ、と練習法の最後に書いたのですが、これが実際はかなり難しいです。最初はビブラートを意識して出そうと思っても、なかなか曲中ではできないと思います。

そのため、伸ばす音が多く、ゆったりした曲で練習することをオススメします。一番は演歌ですね。聞いてもわかる通り、ゆったりとした、綺麗なビブラートをながーくかけている曲が多いです。つまり、そういったビブラートを練習するのにも効果的です。私は北島三郎の「詠人」で練習しました。おじゃる丸のオープニングと言えばわかる人は多いんじゃないでしょうか。表現力の技術要素でもそうでしたが、アーティストの歌い方を真似するのも手です。

 

 

まとめ

すみません、途中脱線してかなり長くなってしまいました。今回のまとめです。

  1. ビブラートは最低でも1秒。それ未満は0点。
  2. 喉ビブと腹ビブがあり、腹ビブがオススメ。
    そのために「腹式呼吸」と「腹から声を出す」ことが重要
  3. まずはゆっくり声を上下させ、無理なく早くしていく。
    演歌での練習がオススメ。

私も練習中でかなり難しい内容ですが、継続して練習すればいずれできるようになります。高得点を目指す方だけでなく、歌が上手くなりたい方もここは頑張ってみましょう。

 

さて、これで「基本的な事項」の解説は以上になります。ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございま

一応「基本的な事項」と書いておきましたが、現状はまだここからどうするか考えていないです。もしかしたら発展的な内容を書くかもしれませんし、特定の曲に対する攻略を書くかも、そもそもこれで終わりかもしれません。こんなこと書いて!っていう要望があったらコメントでお知らせください。私に書ける内容であれば、喜んで書きます(笑)

もしまたカラオケ関係でネタが思いついたら書きたいと思います。

 

あ、他の記事はまだ書き続けますので、そちらも見てくれると嬉しいです!

どんなこと書いているかは、こちらをご覧ください。

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最後に、この記事を見てカラオケの点が上がったという人がいれば幸いです。

目標目指して、頑張ってください!!!

 

 それでは。