趣味とは何か
あなたには、趣味があるだろうか。
あるとしたら、それは何だろうか。
あなたは、何のためにその趣味をやっているのだろうか。
ここで、「将来のため」とか、「役立つから」とか答えた方へ。
それは、趣味ではない。
そんな、あなたに問おう。
趣味とは、何だろうか。
1.辞書の意味
「趣味」を広辞苑で引くと、以下の通りだ。
専門としてでなく、楽しみとしてする事柄。
――広辞苑より引用
…いきなり結論が出てきてしまったようだが、気にしない。
ここからは、これに対する私なりの考えをひたすら書いていく。
2.あなたは楽しめているだろうか
こんな経験はないだろうか。
目的があってやっていたことだが、気づいたらその目的がなくてもやってしまう、あるいはやろうとしてしまう。
あくまで一例だが、私の場合はこのブログがそうだ。
最初は、単なる時間つぶしが目的で始めた。
で、今は書くことが楽しくて、時間がなくてもなんとか書けないか、考えてしまう。
目的の「時間つぶし」が必要でなくても、こうして文章を書いてしまう。
これこそ、本当の趣味だ。
しかし、やるべきことをほったらかしてそれをやるのは、褒められたことではないので注意が必要だ。
3.目的と手段の入れ替わり
一人暮らしで最初は仕方なく料理をしていたが、気づいたら新しいメニューを調べて、作るのが楽しみになっている。
勉強のため本を読み始めたが、面白くてどんどん次の本を買って読んでしまう。
海外へ行くときのために英語を勉強していたが、英語を話したくて仕方なくなってきてしまう。
それぞれ、立派に「料理」、「読書」、「英語」が趣味だと言える状態だろう。
では、明確に、どうなったら趣味だと言えるのだろうか。
簡単だ。
目的が、「それを行うことにより得られるもの」から、「その『行う』という行為自体」になった瞬間だ。
楽しくないことはやりたくないし、楽しいことはやりたい。当たり前だろう。
食費を削りたいから、自分で料理をしている。
就活で役立つだろうから、本をいっぱい読んでいる。
海外へ行ったときに話せないのが嫌だから、英語を勉強している。
こんな状態では、やっても楽しくないだろう。それでは、趣味とは言えない。
目的意識を忘れるほど熱中してしまう。
面白くて、どんどん挑戦してしまう。
それが、趣味だ。
かといって、料理が好きだから食べずにいくらでも作りすぎてしまうのは、食材が無駄になるのでどうかと思う。
まとめ
ここでは、私なりの趣味に関する考え方をまとめた。
結論はこう。
『本来手段として行っていたことが、気づいたら目的になっていたこと』が趣味である。
改めて、これを読んでいる方に聞こう。
あなたには、本来の目的を忘れるほど楽しくて仕方ないことがあるだろうか。
あとがき
私はシノという。
ちょっと本文に合わせた書き方にしたかったので、「です、ます調」はここでも避けさせていただく。
この記事は、以下の本に多大な影響を受けて書いたものである。
筆者の方には申し訳ないが、初めて考え方の本で大笑いさせられた。
あ、爆笑という単語はよく大笑いと勘違いされるのだが、爆笑の方は大人数という条件がつく。
「一人で大爆笑」なんて書くと脳内の友人がたくさんいる寂しい子になるので注意。
さて、影響を受けて意図的に反映したのはただ一つ。
「読みたいことを書く」。これだけだ。
結局、書いてる私が楽しければいいのだ。
なんて書くと怒られそうだが、真理だろう。
どうせ読んでる人なんでそんなにいない。
じゃあ、絶対読む自分が楽しめればいいじゃないか。
そんな思いだけで書きあげた。
これからも、自分があとで読んで楽しむための記事を書いていくことにする。
宣伝という意味ではあまり効果がないと思うが、念のためTwitterボタンも設置する。
これも、読み返しているときに前のページに戻るための目印だ。青だから目立つだろう。
こんな最後までページをスクロールしてくれてありがとう。
それでは。