「勉強する方法」を探す方法
よくわからないタイトルをつけてしまった。
どうも、シノだ。
以前、「全ての人に合った勉強法はない」とか書いたが、じゃあどうすればいいのかということをあまり書いてなかった気がする。
この記事だ。
なので、どうやって勉強すればいいか、を探すための方法を書いていくことにする。
これは、最初はかなりつらい道のりになるだろう。
しかし、そこを乗り越えれば、ビジネスに対してもプライベートに対しても、大きな武器になる。
是非、この方法で自分に合った勉強の方法を探して、身に付けてほしい。
目次だ。
1.どんな勉強法でも意識すること
まず、物事を身に付けること全般に関して、これだけは共通している、という事項を説明していく。
物事を身に付けるためには、基本的に以下の2つを繰り返すことが一番重要である。
- インプット:情報を自分に入れる
- アウトプット:インプットで入れた情報を「使う」
多くの場合、インプットはしないとどうしようもないのでできているが、アウトプットが弱かったり、そもそもしていなかったりするだろう。
どういうことかというと、例えば英単語を暗記するときに、ただ英単語帳を眺めている(=インプット)だけでは、なかなか覚えられない。
そんなときに、その単語を発音したり、書いてみたり、例文を訳してみたり(=アウトプット)した方が覚えられる、というわけだ。
これは、誰しもが経験したことがあるだろう。
この「インプット」と「アウトプット」の両方を取り入れた勉強する方法を探す、というのがポイントになる。
私の場合、自分がだれかに説明するならどう説明しようか、という形でそのまま「アウトプット」の資料を作っている。
これは後で自分が見返すときにインプットの資料としても使えるため、非常に便利だ。
2.具体的な探し方
それでは、実際に探してみよう。
まず、勉強する方法について、自分が思いつくものを挙げる。ネットで探すのもいいだろう。
ここで、上で説明した「インプット」、「アウトプット」それぞれで何をしているかを書いておくことが重要だ。
そして、その数だけ練習用の身に付けたいことを用意する。
一番簡単なのは、英単語帳を買ってきて、ページで区切ることだろうか。
まあ、ここはお任せするが、目的は「どれだけ身に付いたかチェックする」ことなので、テスト等で定量的に見に付いたか測れるものがあるといいだろう。
なお、量は長くても1日分程度あれば十分だ。
ここから、各勉強法に対し、以下を実践していく。
- 事前テストを行い、勉強する前にどの程度できるか確認する。
- その勉強法を使って、実際に勉強する。
- 一日置き、事後テストを行い、事前テストとの差を確認する。
この、事前・事後テストの差を確認する、というのが最も重要になる。
これで、どれだけ伸びたか確認できるからだ。
これを各勉強法で行うと、それぞれの勉強法で一番よかったものが分かるだろう。
そして、ここからが恐らく多くの人がやってないポイントだ。
その勉強法でなぜ伸びたか、あるいは逆にあまり伸びなかった勉強法がなぜその結果になったか、考えてみる。
自分の性格や、得意・苦手で考えてもらって構わない。
純粋に楽しかった、なんて理由でももちろん大丈夫。ここでは、「自分が納得いく」理由を見つけることが大切。
他人にいくら文句を言われようが、気にする必要はない。
そうすると、その勉強法の「インプット」、「アウトプット」のどちらがよくて、どちらがだめだったか、などが分かってくる。
そうなれば、よかった「インプット」、「アウトプット」を組み合わせて、自分の勉強法が出来上がる。
…と言いたいところだが、最後の仕上げが残っている。
この出来上がった勉強法で、再度、事前テスト・勉強・1日空けて事後テストを行う。
これで十分伸びていれば、それがあなたに合った勉強法だ。
3.完璧な勉強法
そんなものは存在しない。
上で書いた方法は、あくまで「自分にとってベターな勉強法を探す方法」なのだ。
だから、それ以上に自分に合った勉強法はまだ存在する。
一度決めたら、それしかやらない、というのも良くない。
新しい勉強法を見つけた、あるいは思いついた場合には、上の方法を使って効力を確かめてみてほしい。
そして、今やっているものより良い伸び方をすれば、アップデートすべきだ。
この繰り返しができる人こそ、本当に「勉強ができる人」になるだろう。
まとめ
いかがだっただろうか。
結局、ベストな方法は存在しない。
これは、逆にとらえればいくらでも効率的に成長できる可能性があるということだ。
ただし、効率にこだわりすぎて短期間でやろうとすると、負荷をかけることになり、つまらなくなったりもする。
勉強法を探す以前に、継続できなかったら元も子もないため、無理のない範囲で継続できる方法を探してみてほしい。
最後に、私の勉強する方法をまとめておく。
一例として、参考にしてもらえればと思う。
事前確認:
問題をいきなり解く。もちろん、この段階ではほぼ解けない。0点が当たり前くらいのつもりで。
勉強法:
事前確認で扱った内容について、参考書なりその問題の解説なりを使用して、まずは情報をインプットする。
そして、それを説明するための資料を、自分の言葉でまとめ直すことでアウトプットする。問題の解説をまるまる作るときもある。
事後確認:
全く同じ問題を解く。
それなら満点取れて当たり前だと思うかもしれないが、1日空けると意外と忘れていることが多い。
ここで、答え合わせの時に、考え方まで合っているか確認するのがポイント。
答えだけ合っていても、考え方が間違ってたら他の問題は解けない。
オマケ:勉強を長続きさせる方法
ここも個人差があるのだが、私なりの勉強を継続させる方法を書いていく。
一番大事なのは、モチベーションだ。
モチベーションが高ければ「やるぞ」という気持ちになり、自分から勉強に向かうことができる。
で、このモチベーションを保つためには、「頑張りすぎない」ことがポイントだ。
あまり頑張ってやりすぎると良くない理由は以下の通り。
まず、単純に疲れる。
燃え尽き症候群のように、あるときプツっとモチベーションがなくなってしまうのだ。
次に、なかなか成果が出ないときに精神的ダメージが入りやすい。
頑張ってやっていると、それだけ成果が出るはずだ。でも、実際には成果が出ていない。なんでこんなに頑張っているのに…という気持ちになってしまう。
このとき、心理学で「認知的不協和」と呼ばれる現象が発生している。
これは、矛盾した状況になると、何か(今回の場合は自分の考え方)を変えることによってその矛盾を解消しようとする心理現象である。
ここで『勉強法がまずいのだ』となればまだいいが、最悪の場合、以下の2つの発想どちらかに行きつくことになるだろう。
- 実はまだ頑張っていないのではないだろうか
⇒余計頑張る。結果、悪循環や燃え尽き症候群になる可能性あり。 - 頑張っても自分はできないのではないだろうか
⇒モチベーション低下。やるのが嫌になってやらなくなる。
こうならないためにも、適度な力の入れ方でやっていきたい。
他にも、「しっかり休憩を取る」のもいいだろう。
そもそも、人間の脳は長時間集中できるように作られてはいない。
集中力が続かないのは、当たり前である。
だから、時間で区切って無理やり休憩する、というのが案外良かったりする。
私の場合、25分やって5分休憩のサイクルを繰り返している。
オマケがだいぶ長くなってしまったが、こんな感じだろうか。
最後に、私のTwitterアカウントを貼っておく。
もしよかったら、覗きに来てくれると嬉しい。
それでは。